2016年5月17日火曜日

EOS 80Dを買いました

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唐突ですが、カメラ周りで色々と衝撃的な事があったのでせっかくなのでブログにまとめる事にしました。

まず私はと言いますと、カメラの技術的な知識はある程度持ち合わせていますが、歴史的な知識はあまり持ちあわせていません。

なので、わからない部分も多いだろうし自分はあくまで経験上ミラーレス機との比較しか出来ない。なので参考になるかはわからないがこんな感想もあるんだな程度に読んでもらえたらと思います。


購入に至った経緯
これまで私はSONY α57→PanasonicGM→Panasonic GH4→OLYMPUS E-M5とメーカーをはしごしてきました。α57は悪く無いカメラでしたがどうしてもトランスルーセントのゴミの付着のしやすさが気になり、コンパクトなGMをサブ機にと手を出した所とても気に入った為、GH4へと移行しました。
GH4はというと、カメラとしてはとても良い機種でした。でもビデオカメラとしてはどうしても手振れ補正の面やズームの面で納得がいかず長く使ったものの手放してしまいました。因みに手放す前ににPanasonicのSCでセンサーについた汚れをとってもらいましたが、返ってきたあと査定に出したら傷のようなものがあり減額されるという出来事がありました。

そして繋ぎにと買ったE-M5で事件は起きます。

OLYMPUSのE-M5はボディ内手振れ補正がとても魅力です。実際かなりのもので動画もこれなら使えるという印象を受けました。

しかしとても残念な出来事に遭遇してしまいます。


本来あってはならない三角環 のついてる大元の金具が外れてしまいカメラはスルスルと滑り落ちレンズに大きなキズを残していきました。

最初は何が起きたかわかりませんでした。扱いも決して荒いということもなく落としたこともありません。因みにボディに傷はつかないようにとパーマセルテープを角に貼っていたおかげで本体はボディは大きな損傷がなく機能したのが唯一不幸中の幸いというところでしょうか。

しかしながら、ここが外れるというのは信頼性という点で大きくマイナスせざるを得ません。しかも、質の悪い事に緩みの前兆すら全く無かったのです。ガタツキがないこと自体はいいことですが、取れるとなっては元も子もありません。

更に修理を以来した購入店での見積もりが12960円と…。言葉に出来ません。修理の見積もり時には言ってませんでしたが仮に保険で三割負担だとしてもなんというか後味の悪い結果です。メーカーにも持ち込もうと思いますが、直ったとしてもやはりこの機種には不安は残ります。

気になって調べた限りではE-M5とE-M1で同様の現象が起きているようです。つまり扱いが悪いとかの話ではないようです。ただ全ての個体でというわけでもなさそうでたまたま運が悪かっただけなのかもしれません。中古で買ったもの故に前ユーザーがどういう扱いをしてたかもわかりませんから。

という上記の二点からマイクロフォーサーズ自体はミラーレスの利点を活かしててとても気に入ってましたが、選択肢から外れることになりました。GX7 mk2とか凄く良さそうだけど。


80Dとの出会いと購入
じゃあどうしようかと悩んだ結果、7D MarkIIとかも考えたし、D500…なんてのも考えた。でもD500は高すぎるし、7D MarkIIは買えそうだけど6Dも同じ価格出せば買えちゃう…

そんな中で目についた80D

7D MarkIIや6Dみたいに一桁の知名度みたいなものは全く無いけど、それでも機能を見ていくととても魅力的だ。Wi-Fiはついてるしバリアングル液晶はあるし、ミラーレスっぽくも使えそう。

それでキットレンズを手にとって見る。18-135mm nanoUSM…ふむ。

使ってみるととてもAFが速い。色んなレンズを店頭やイベントで試してきたけど、コイツには素直に驚いた。実際家に帰ってAFを試したけど音もとても静かでそれでいて速い。超ウルトラソニックって感じだ(とても頭のわるい表現


それで、まぁ色々と考えた結果これが今ある中でベストな選択肢なんじゃないかと悟りネットのレビューとかもあまり見ずに購入。

数時間使った感想としてはとてもそつなくこなすいいカメラとレンズだなと。


・EOS 80Dの優れてる所

目立った特徴はない、デュアルDiG!Cでもなければ、連写も70Dと変わらない。でもAF測距点はいい感じに大きくわけて三分割で45点オールクロスで満遍なく測距出来て動体でも強そうだ。私はフィギュアを撮る事が多いので特にフィギュアの目にピントをあわせるというのがAFだと苦手だったりする。80Dもそれは同じでやはり合いづらいが合わないではない。GH4なんかは合わないことが多くてAFを使わなくなったぐらいだ。E-M5なんかピーキングもなくてMF時はとても扱いにくかった。アジャスト機能やAFの挙動を細かく調整可能なのもミラーレス機ではない機能かな。

個人的にはISO感度のコントロールと露出制御がとても上手いと思う。これはGH4やE-M5とは圧倒的に違う。手振れしやすい自分としてはとてもありがたい部分。あとはフラッシュを使った時も今まで使ってきたものより扱いやすい印象だ。430EXIIでしか試してないので他はわからないが。GH4ゃE-M5の時はいかにもフラッシュを使ったという写真が出来やすかった。もちろん手動でじっくり煮詰めればなんてことはないが、それはイベント時にはなるべくしたくない時間のロスである。ましてやMFで撮影してるのにフラッシュの設定もしてとなればMFフィルム時代にでもなったのかと。


・EOS 80Dの劣る所
シャッター音に関してはミラーレスのようにとはいかない。ミラーアップしてようが音はそこそこする。これはまぁ仕方ないかなと諦めている。

ライブビューはバリアングル液晶を活かす機能となるが、やはり最近のミラーレスほどの良さはない。GH4と違いピーキング表示がないのがとても大きい。代わりにAF合焦ポイントの点灯とE-M5と同様に拡大表示はしてくれる。しかしそれ以外は他と変わらない良さがある。


他は慣れの問題だったり、機能面で優劣つけるには用途によるところが多いので特筆すべきとこはない。

・18-135mm IS USMレンズについて
焦点距離的にはいかにも便利ズームって感じだが、描写はズームレンズとしてはとても良い方だと思う。逆光に対してもそこそこに強く、ピント面は比較的シャープだ。この辺りはSTMと変わっていないようだが、このSTMが違う。

STMからnanoUSMに変わったことがとても大きいようで、フォーカスレンズの移動スピードは今まで使ってきた中でもとても速い部類だと感じた。

また動画への対応もあってか音もとても小さい。今まで使ってきたどのレンズよりも小さかった。パワーズーム化出来るともあって動画用途でもとても良いレンズになるかもしれない。ただパワーズーム化はギヤでの駆動になるので噛み合わせの音がどうなるのかが気になるところだ。


以上がとても抽象的なレビューになる。作例については後々Flickrにでもアップしていこうと思う。