2012年5月25日金曜日

HTC Jに見た日本メーカーのモバイル危機

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別にダジャレとかそういうのじゃないんですが。

今日ヨドバシカメラで本日発売のHTC Jをさわってきました。

いやーもう・・・これこそビジネスモデルの最前線とでも言いましょうか。

文句の付け所は少なくとも私はなかった。いつも辛口気味なな評価をする私ですが、その私ではもう実際に使う以外にコイツの欠点は見つけ出せないかもしれないと思いました。

それぐらい魅力を持った製品であり、それは日本メーカーの技術からアプリケーション開発へとシフトしこだわった結果、日本メーカーの最後を見た気がしました。

何故って、ハードとして素晴らしいし、ソフトウェアは余計なものが入ってないからですよ。

このソフトウェアに余計なものが入っていないというのは、判断が実に難しいポイントではあります。ソフトウェアが使いやすい使いにくいというのは人それぞれですから。ただし、このアンドロイド端末の中ではデフォルトのアプリケーションが多いというのはメモリ不足へと繋がるトリガーとして悪影響を及ぼす事が多いのです。

私は実際に使っている端末にスマホというのはありません。がしかし、親がスマホにしろと言っている割に不満ばかり聞かされるわ、スマホを持ってない私に質問ばっかりするわで、本当にスマホが良いと思ってるのかと疑わざるおえない。

一方の私は、2年前に買い換えたCA003(カシオ EXILIMケータイ)というガラケーを未だに使い続けています。

私は最初携帯を持った時からAUだったため、他のキャリアから出てる機種の方がどうとか、という話は出来ませんが。もちろんAUになったのには理由もあって、私の住んでる場所がAUしか電波が届かなかったというのが決定打となっています。

今はだいぶ改善されているようですが、当時は電波が通じるのがAUだけだったためと、カシオのWxxCAシリーズを使って気に入っていたため、AU以外にキャリアを変えるメリットを感じませんでした。

そしてEXILIMケータイも不満はないといえば、撮影解像度が高く容量が大きい割にノイズがきになるとか、反応速度遅いとかありますが逆にこれ以上の事を求めたらスペック的にも当時では限界だったと思いますし、十分許容出来る範囲です。

そしてiPhone4Sが出てAUキャリアで待っていたアップルユーザーが歓喜してたわけですが、正直それにすら興味がわかなかった。「あぁ、出たの。まぁ、そーなるよなー。」程度でした。理由はいくつかありますが、正直自分はアップルにほとんど依存していなかったのが大きいのだと思う。アップルは確かに凄い。凄いんだけど、それは一時的なものじゃないかなーという発想があったのも大きい。

「凄い」けど、それはアイデアを出している人とその方向性がシッカリしていたからであって。他のメーカーに出来ないような「凄い」事ではない。

そしてアップルとしては囲い込みを行いたくて仕方がない。それは、ipodやipadが生まれた時点で明らかになっていた。

だがしかし、アップルにはとっても重大な部分が抜けている。それは検索エンジンだ。Googleが参入した時点でWebサービスのほとんど全てを知り尽くしたスペシャリストに勝てるわけがないと思った。

もちろん、Googleはあくまでソフトウェア側のバックに対してしか大きな力を持たない。他の分野にも少しずつその影響力を拡大しているが、その影響力は元々それらを専業にしてるメーカーに比べたら微々たるものである。

もちろんOSに関しての技術に対しても元々持っていたわけではなく、ベースはLinuxの力を借りてカタチになり、そしてやっとそのベースがAndoroid4.0の登場によって築かれたと言える。

しかしながら、かのWindowsのような拡張性は持っていない。Googleが目指すところがどこまでなのか想像はつかないが、拡張機器も含めたスタンダードは未だWindowsにある。これを置き換える事が出来るのか、それはARMアーキテクチャーがどこまで進化出来るのかにあるといえる。

そして、ここでやっとHTCの登場だ。

PC業界のマザーボードベンダーとして大きなシェアを築くASUS。これと同じ方向性をスマートフォンベンダーで持っていると思われるのが今のHTCだといえる。

HTCの強みはなんといってもハードウェアの設計だろう。ここのハードウェア設計は実に素晴らしい。

デメリットを極力減らしたデザインと、細かいところでのコスト削減による手の届きやすい価格設定。

HTC Senseによって操作性の改良は加えられているが、あくまで補助としてであり、本質的な部分ではソフトウェアというソフトウェアはほとんど作ってないと言える。

逆にハードウェアの作りは徹底している。音を追求したDolbySoundの導入・BeatAudioとの共同開発や、常に一歩先を行くプロセッサの採用など。その速さは他を圧倒する。また重量とバッテリーのバランスにも気を使い、本体のバッテリーだけではサポートしきれない場合はサブのバッテリーを付属させるなど、配慮が見られるところが素晴らしい。

もちろん、肝心の液晶画面で多少質は落としている点があったり、防水でなかったりともちろん不得意な分野がないわけではない。

だがしかし操作性に関してはタッチ感度も悪くなく、むしろ誤作動しそうなぐらいの感度の良さに戸惑うぐらいだった。

そして、当然のように売れ行きは好調なようで、品薄状態のよう。当分は入荷が未定ということなので、正直いますぐに買い換えたいのに換えられないのがもどかしい。次回入荷したら絶対買うんだ・・・。

ところで日本メーカーの方は相変わらずパッとしないわけですが、別に日本メーカーが悪いとかではなく、日本メーカーにはイマイチそういった長所がハッキリしないものが多いというのが大きい。もちろん特徴があってもニッチなものばかりで目立たないということもあるのだが。

今じゃカシオさんもNECと共同になってしまい、それからというもののイマイチ。MEDIAS()

G SHOCKケータイ(スマホ)復活マダーという声が時折きこえるが、反応はないただの屍状態のNECカシオモバイルが果たして息を吹き返すのだろうか。

個人的には、アデリーペンギンとかキャラクターものに関しては日本特有なところがあるので、そういった部分で特徴を出してもよかったのにと思うところも多々ある。もちろん無駄機能のてんこ盛りにされてしまっては本末転倒なのだが。

富士通のARROWSさんはHTC並に頑張ってるんだけど。ところどころ見える欠点の露出が目立つ。

SONYはというとXperiaはまだしもPlayStationなんちゃら的なのはもはや黒歴史なんじゃないか・・・。


とまぁ、他にもあるかもしれないけど、個人的にスマホちょこっとかじっただけの私にはこういう風にしか見えなかったとです。


もちろんいいところもあるんでしょうけど。いい噂よりも悪い噂の方が広まりやすいというか、そういうのは常日頃あるもので。その真意は自ら体験して確かめるのが一番だと思います。

まぁ、もちろんたまたま手にとったものがというような個体差的不良も最近ではあるようで、全てに通用しない事がある内容をその製品特有のものだと勘違いして書く人もいるので見極めがつかないところもありますけどね。

なので、あくまでこの内容は参考までに。私の妄想が90%増しましぐらいで書いてますからw

ただ、HTC Jに関しては店頭でさわった感じ、本当に凄いレスポンスだと思いました。このレスポンスでストレス感じる人がいるとしたら、よっぽどのスピード狂なんじゃないかと思うほど。

ただXperiaとかLenovoTabletとかさわってきた癖でメニューボタンを探してしまうのですが、どうもないようで、ちょっとだけ使い方の違いに戸惑いましたけどね。慣れればどうって事もない気がしますが。そのあたりはSenseがカバーするように作られてるのかな?